本田移籍は「嵐の前の静けさ」か?
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小松英之の連載がブログで紹介されました!
日本人サポーターの注目が東アジア杯に集中している間に、本田のミラン移籍については、一時よりも静かになった印象だ。
先週、かなり密度の濃い交渉がミランとCSKAの間でもたれたようだが、その後、正式な音沙汰は何もない。
その間、本田はCSKAで活躍を続けている。先週のある日、本田が「モチベーションが下がっている」とCSKAフロントに伝えたと報じられた。かなり怪しい報道だと思っていたが、本田はモチベーション低下どころか、リーグ公式戦でFKからのゴールも決めてみせた。
ミランのガッリアーニCEOが29日、「我々は(CSKAに提示した)移籍金が妥当だと思っているが、CSKA会長はそう思っていないようだ」と語っていた。やはり、つまるところは、移籍金の隔たりで、本田側が連れてきたといわれるスポンサーを交えても、まだ、解決案は生まれていないようだ。
だが、終わったわけではない。
もしも交渉が決裂すれば、そのニュースが来ることだろう。
もしかしたら、この静けさは、嵐の前かもしれない。
水面下で、双方が契約書の取りまとめのために実務をしているのかもしれない。
「本田ミラン移籍決定!」
こんな、嵐の前の静けさであってほしい。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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