ザックが語るブラジル戦のポイントは「○○」
小松英之が語るコンフェデの注目ポイントはこちらから
ミス。
これを減らさなければ、勝てない。
コンフェデが行われるブラジルに入ったザックジャパン。
初戦で王者ブラジルと対戦する日本のザっケローニ監督は、ブラジル戦のポイントのひとつとして、ミスを少なくすることが大事だと語った。
ミスをすれば、そこを突いて、あっという間にゴールまで結び付ける。
そんなそつのなさ、そして一度スイッチが入ると止められないトップスピードの個人技と連係プレー。ブラジルの試合を見ていると、そんなシーンが出てくる。
昨年の10月に欧州遠征で対戦したときは04の完敗。あの時はブラジルも遠征してきていたが、今度はブラジルは本国だ。格下に負けることなど、全国民が許さない。そんな強烈な重圧の中、戦うのだ。
しかし、大会の初戦であり、ブラジル側に「絶対勝たなければならない」というプレッシャーがあるのなら、日本はそれを思いっきり活かしてプレーすればいい。つまり、何を失うものはないのだ。重圧もプレッシャーもすべて捨て去って、思い切ってプレーすればいい。
ただし、ザック監督も言うように、ミスだけは禁物。
ミスをして、そこを突かれての失点は、チームの雰囲気を悪くする。
メンタル的には失うものがないから大胆に。
でも一つ一つのプレーは慎重に。
ザックがどのようなメッセージと戦術でブラジルに挑むのか。
選手はどんなプレーを見せるのか。
楽しみだ。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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