香川、ルーニーはいないんだから
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
小松英之の連載がブログで紹介されました!
「香川ルーニーはいないんだから」
僭越ながら、セルジオ越後さんのつぶやきを引用させていただいた。
このつぶやきは、前半28分のプレーを指していると思われる。
右サイドの岡崎がゴール前逆サイドの香川へクロスを送る。フリーの香川が中央へヘディングで落とすが、中で待っていた本田には合わず。このつぶやきは、前半の日本代表の戦いぶりを的確に示していた。ようするに、「噛み合っていない」のであった。
だが、前半41分。岡崎が待望の先制点。これで後半、日本の攻撃に連動が出てくるだろうと期待が高まる。
この日の先発は
GK:川島
DF:長友、内田、今野、吉田
MF:細貝、長谷部
FW:本田、清武、岡崎、香川
後半、ザックは細貝に換えて遠藤、清武に換えて前田を投入。
つまりは、ここでベストメンバーになる。
これにより、日本の攻撃は連動性を増した。事実、後半は開始5分の間に立て続けに決定的チャンスを作り出した。やはり、このメンバーはやりなれているのだろう。
そして、流れ通り、後半15分、16分と立て続けに得点が。
15分に香川からのパスを受けた本だがダイレクトでゴール。そしてラトビアボールで始まったリスタートを、すぐに奪い返して16分岡崎がゴール。やはり、このメンバーは強い。
30とリードすると、ザックは本田に換えて乾、内田に換えて酒井高を投入した。その後も、日本の猛攻は続いた。
ところで、試合前、ポイントと見られていたミドルは、それほど多くは見られなかった。前半、長谷部や本田の積極的なミドルはあったが、それ以外は突出して見られなかった。しかし、後半の戦いを見れば、それもわかる。やりなれた戦い方で相手を崩していけるからだ。問題は、このやり方で崩せないときだ。そういうときに、ミドルを多用して相手DFラインを上げさせるということも必要だろう。
この後、試合は、今野に換えて伊野波。岡崎に換えて大津とメンバーを入れ替え、最終的に30で日本が勝った。
なかなか新戦力を試さないザック監督が、大津を出場させたことは収穫だろう。
これで3月のヨルダン戦に向けて、ひとつ、いいリズムができた。
香川のゴールが見れなかったのは残念だが、3得点できたことがよかった。
さぁ。いよいよ3月へ向けて、W杯出場権獲得へ向けて、いざ!
<筆:小松英之>
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