【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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マンCを断った日本人選手:その理由とは?

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

マンCを蹴って、ドイツのフライブルクへ。

横浜Cユース所属で、U-19日本代表FW木下康介が、ブンデスフライブルクへ移籍することがわかった。しかも、昨季プレミア王者のマンチェスターCの正式オファーを断ってのフライブルク入団だ。その真意とは?

木下は、昨年に上記二つのクラブの入団テストを受けた。そして、見事にふたつのクラブから正式オファーが舞い込んだのだ。

通常なら、誰がどう考えてもマンCだろう。

バロテッリテベスアグエロ、ナスリ、ダビド・シルバヤヤ・トゥレマイコン…そうそうたるスター軍団で、昨季は宿敵マンUを抑えての劇的なプレミア制覇。欧州CLでは振るわなかったが、それでも今季も現在2位につけており、来季の欧州CL出場も十分だ。

しかし、「それ故に」というのが今回の理由だ。

「だから」フライブルクよりマンCだろうというのは、すでにプロの世界で経験と実績があり、それが認められたから、オファーが来た、という場合だ。

木下の場合は違う。

木下の場合は「将来性」を「見込まれて」のオファーであり、実績と経験を「認められて」のものではない。

ゆえに、一言で言ってしまえば「よりトップチームで出場できそうなクラブ」を選んだ。これがマンCを蹴ってフライブルクを選んだ最大の理由だろう。

宇佐美も若くしてバイエルンへ飛び込んだが、出場機会に恵まれなかった。今でこそホッフェンハイムで出場機会を得ているが、やはりバイエルンでは試合に出れなかった。これでは、もったいない。

ただ、木下本人的には、一生に一度、あるかないかのビッグクラブからの誘いに、マンCに行きたかったであろう。あのような、そうそうたる面々と一緒に練習したい、もちろん、最終的には試合でプレーしたいという抑えがたい選手としての「欲」もあったであろう。

それを断ち切ってのフライブルク移籍。

この決断はその意味においても非常に高度な決断だ。

ぜひとも、まずはフライブルクで花開いて、プロとしての価値をあげて、将来的にマンCへ、あるいはそれ相応(それ以上の!)ビッグクラブへと、移籍を実現してほしい。

がんばれ!木下!

<筆:小松英之>

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