なぜオランダは全敗したか
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小松英之の連載がブログで紹介されました!
コンディション。
オランダの3試合を見ていてそう思った。
誰しもが予想しなかったオランダのグループリーグ全敗。
なぜ、こんな結果になってしまったのか。
やはり初戦の敗戦が大きい。メンタル面での落胆もあっただろう。
しかも、死のグループにおいては絶対に勝ち星を落とせないデンマークであったからなおさらだ。
とにかく、FW陣のコンディションが響いた。
3試合で2得点。この数字がそれを物語っている。
オランダは守備のチームではない。
1点取られても2点取る。
2点取られたら3点取る。
そうやって勝てばいい。それが伝統のオランダサッカーだ。
しかし、欧州のリーグが終了して始まったこのユーロにおいて、コンディションからゴールを思うように奪えなかった。
リーグ終了後の大会で、コンディションということなら、他のチームも同じだろう。そんな声もあるだろう。
だから、ドイツもスペインもイタリアもフランスも初戦は苦しんだ。
どの試合もちぐはぐな感は否めなかった。
しかしながら、それでも、きっちり守ってドロー、あるいは少ない得点で勝つ。そういう結果を得てきた。
ただ、オランダだけは違った。
とにかく点が入らない。1点だけでは、オランダが勝つのは難しい。
元々死のグループではあったが、オランダの実力がいかんなく発揮されれば、十分勝ちぬけていただろう。誰が3戦全敗を予想しただろう。
このグループはドイツが1位通過。
そしてポルトガルが2位通過となった。
ポルトガルは最後の最後にロナルドが輝きを復活させて、奇しくもオランダから2ゴール奪った。オランダは1ゴール奪ったものの、FW陣は沈黙したままだった。
その差がそのまま出た。
そんなグループBの結末であった。
<筆:小松英之>
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