【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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【今こそ、スポーツの力を】コラム:クアットロディチ第十六回

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

メディアで報道される度、被害の大きさが増していく感すら見受けられる、今回の東北・関東大地震。筆者もこの場を借りて被災された方々、そのご家族、関係者の方にお見舞い申し上げたい。

 さて、影響は東京電力計画停電など人間の生活にまで及んでおり、スポーツ界も例外ではない。地震発生の翌日、翌々日に開催予定だったJリーグ第2節は全試合が中止が決定し、さらにはACLのホーム開催分、3月の公式戦の中止も決定した。

 特に東北地方に実家がある選手、知人のいる選手は気が気でないだろう。名古屋の日本代表DF闘莉王などがコメントしているように「こんな時にサッカーしている場合じゃない」「(被災地のことを思うと)とてもプレー出来る精神状態じゃない」と、メンタル面でのショックが大きいようだ。

 リーグ戦再開のめどは立っていないが、そんな中、日本サッカー協会は3月末に行われる予定だったモンテネグロ戦(25日、静岡スタジアム・エコパ)、ニュージーランド戦(29日、国立競技場)も中止を発表した。

 田嶋幸三副会長は当初、「こんな時だからこそスポーツは人々に勇気や力を与える。何としても開催したい。絶対やりたい。」といったコメントをしており開催の意向を示していたが、電力不足が懸念されるなど不安が拭えないためだという。

 プロスポーツはあくまで「娯楽」の一環であり、何よりも優先されるのは人命、人々の生活だ。それはよく理解できる。しかし今、「日常」というものを奪われた被災地の人々は打ちひしがれている。スポーツはそこに希望や、復興への活力を与える”希望の光”となれる力を持っている。

 1995年1月17日に起きた阪神大震災でも、震源地となった神戸市を本拠地とする、オリックス・ブルーウェーブ、特にイチロー外野手(現シアトル・マリナーズ)の活躍は人々の心を大きく勇気付けたはずだ。

 今回最も大きな被害を受けた宮城県を本拠地とするベガルタ仙台。まだ暗中模索で再開日時すら決まっていない現状だが、「戦う理由」がある時のチームというのは、思いもよらぬ結果を残すことがある。過去には第78回天皇杯サッカーで、その大会を最後にクラブが消滅してしまうという横浜フリューゲルスが有終の美を飾ったこともあった。背負うものが大きいときの人間は120%、いや、150%の力を発揮する。

 仙台が優勝できるかどうかは分からないが、スポーツの力で人々を少しでも元気付けて欲しいし、復興への活力となって欲しい。スタジアムの一部が破損するなど、被害を受けた鹿島アントラーズも、初のACLを獲る事が、サポーターや県民の方への恩返しとなるため、悲願達成を果たしたいはずだ。

 しかし、まずは一刻も早く被災地の方々が日常生活を取り戻せるよう

に祈っている。

<筆者紹介>

中島雅淑 1983年 9月5日生まれ

19931996 地元の小学校のサッカー少年団でサッカーを始める。 当時は宇宙飛行士を夢見ていて「体を鍛えるため」という名目だったが、次第に魅力に取り付かれていく。

19961998 中学校のサッカー部に所属。 

1999- 高校受験とともに辞め、進学校だった事もあり、一時期サッカーから離れるも、プレーしなくなった事により、見る「目」が肥えてくる。 また、高校2年時にはアジアカップ2000が開催され、再びサッカー熱に火がつくようになる。 

2002- 大学のサークルでプレー。日韓W杯は全試合観戦。また「瑞穂陸上競技場」「豊田スタジアム」で名古屋グランパスの売り子アルバイトをしながら試合を観戦

2003- 大学中退して大阪へ 専門学校のフットサル大会のため体を動かす程度。テレビ局の関係でチャンピオンズ・リーグを定期的に観戦。

2005 3月 インターンシップで第87回センバツ高校野球スポニチの取材補助を経験。

2006- 仕事の関係で東京へ プレーはしなくなるが、WOWOWに加入していたため、毎週リーガエスパニョーラを観戦。

2007- 地元岐阜に帰還。 FC岐阜が財政危機に陥っているという話を聞き、「地元のクラブを助けなければならない」という思いから、定期的にスタジアムに観戦に行く事になる。

また、市民参加型インターネット新聞新聞サイト「オーマイニュース」に登録して、スポーツ記事を主に発信。年末には活躍が認められ韓国での記者交流会に参加。

2010- テレビ局の関係でプレミアリーグを見るようになる。

<エピソード>

嫌がる元カノを無理矢理瑞穂陸上競技場グランパス戦へ、 せっかくガストでいい感じで女の子と食事していたのに02/03のクラシコがテレビ放映されていたため、気がそっちへ行ってしまった実績あり。

波乱万丈な人生を歩む、だが東海屈指にフットボールを愛している27歳の男。

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