欧州移籍のカレンにしかない最強の強みとは？

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Ｊ２熊本を退団し、オランダVVVフェンロへの移籍が決まった元Ｕ—２０日本代表ＦＷのカレン・ロバート。

彼には他選手にはない、最強の強みがある。

それは、国籍だ。

北アイルランド人の父を持つカレンは、英国の永住権を取得することも可能だ。そうなれば、欧州では「外国人枠」ではなく、「EU圏枠」の対象となる。

限られた外国人枠の中で、南米やアフリカの選手と移籍争いをしなくてはならないのがアジア選手の宿命だ。テクニックやフィジカルでまさる南米やアフリカ、そしてオセアニアの選手が多く欧州に在籍してるからこそ、アジアの選手はなかなか欧州に移籍できない。

カレンの場合は、その争いをしなくてすむ点で強みがある。

さて。問題は移籍後だ。どんな結果を出してくれるのか。

楽しみだ。

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小松英之【連載】海を越えたピッチからの便り

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