【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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日本が世界に誇る左足はマンUをも恐れさせる

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21日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)が各地で1次リーグ8試合を行い、日本代表・中村俊輔が所属するE組のセルティックスコットランド)は昨季の覇者マンチェスター・ユナイテッドイングランド)と対戦。03で完敗した。中村はいつもの右MFではなくトップ下に入ってプレーしたが、チームはゴールを奪えず、自身も後半17分に退いた。

この試合。セルティックマンUに完敗した。チームの実力で言えば、マンUのホームで行われたこの試合のこの結果は妥当といえば妥当だ。しかし、この試合の下馬評、イングランド内では決してマンUの勝利を楽観視する声ばかりではなかったようなのだ。

その理由はズバリ、「俊輔の左足」である。

マンUファーガソン監督自身が語っている。

「負けるはずがないサッカーで1発に負けた。私は彼がどこを狙ってくるのか、的確に読めた。なのにファンデルサールのポジションが一歩ずれた。危険な位置でFK(フリーキック)を与えてはいけないといういい例だ。恥ずかしい」

「負けるはずがないサッカーで1発に負けた」とは、06年11月の欧州チャンピオンズリーグでの試合を指している。この試合、マンUは圧倒的に押し込みながらゴールを奪えず、逆に俊輔のFKから決勝点を許し、敗戦した。

しかし、世界に名だたるビッグクラブの監督。自信をのぞかせることも忘れない。

「過去に2本決められたが、明日も同じ状況から失点するようなら、とてつもなく大きな驚きだ(つまり、それはあり得ない、ということ)。FKについてはチームで既に何度も話し合ったし、何度も選手にはカミナリを落としているんだからね」

自信をのぞかせながらも、ファーガソン監督は俊輔FK対策で何度もチームで話し合い、さらには選手をしかっていることを明らかにした。

また、対戦時に俊輔とのマッチアップが予想されたボランチフレッチャーも、試合前のコメントでこう語っていた。

「彼にFKを与えなければ明日の試合は問題ない。エリア付近でのファウルは許されない。現代サッカーにおいて、彼はとても危険な選手だ」

「彼にFKを与えなければ明日の試合は問題ない」

つまり、警戒すべきは俊輔のFK。それ以外は、きっちりマンUのサッカーをすれば勝てる、ということだろう。

昨年の欧州チャンピオンをもこれだけ警戒させる俊輔の左足。

以前、日本代表GK川口能活が語っていた言葉を思い出す。

「彼(俊輔)は日本の宝ですから…」

試合には敗れた。昨日の試合ではFKを見せる場面もなく残念であったが、日本の至宝が世界のビッグクラブを警戒させている事実は、うれしい限りだ。

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