長友「イグアインよりパラシオのほうが上」
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※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
長友のインタビューが某イタリア紙に掲載された。
そこには、もはや貫禄すら漂わせる「インテル長友」がいた。
インタビューは多岐にわたっており、長友個人のことからチーム、チームメート、監督、ライバルのミラン、本田、そして日本代表としてのW杯まで様々である。
その中でも興味深いのがミラン本田についてだ。
長友は「普段から本田と連絡を取っている」ことを明かすと共に、まもなくやってくる伝統のミラノダービーについては、「ダービーの週は連絡しないでしょうね」と笑い混じりで話していた。
インテルの一員として、レギュラーとして、クラブ、監督、チームメート、サポーター、あらゆる方面から信頼を得ている長友。改めてすごいことだ。そして、今度はミランにそういう選手だ誕生しようとチャレンジしている。まして本田の場合は背番号「10」。ぜひとも、長友同様、23年後はミランの中で、今の長友ような存在になってほしい。
また、チームメートとの仲の良さ、信頼感が垣間見える内容もあった。
それは、次節で戦うナポリのFWイグアインと自チームのパラシオがどちらが上か?と質問されたときだ。どちらもアルゼンチンの選手。しかし、レアルでプレーしたことがあるなど、一般的にはイグアインのほうがパラシオより評価は高いと思われる。だが、長友は「イグアインもいい選手」と認めたうえで、パラシオに軍配をあげた。その際、「ロドリゴ(パラシオのこと)は友人であり、素晴らしい選手」と語るなど、チームメートとの良好な関係も除かせた。
インテルにはぜひともELの出場権を取ってほしい。
もっと長友が活躍する試合を見たい。
そして、怪我なくシーズンを終えてもらい、ブラジルでも大暴れしてほしい。なぜなら、このインタビューで長友はこう語っているからだ。
「W杯優勝候補に挙げられる国はたくさんありますが、僕が挙げるとすれば、もちろん日本ですよ」
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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