降格時の長谷部移籍の可能性は100%…理由は高給
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某独誌がニュルンベルクに所属する長谷部と清武についての記事を掲載している。それによると、チームが2部に降格した場合、両選手とも移籍する可能性が高いとしている。
現在のニュルンベルクは5勝13敗11分の17位。全18チームのドイツ1部は下位2チームが降格。つまり、ニュルンベルクは現在降格圏である。ただし、勝ち点差3の中にニュルンベルクを含めて6チームある状況で、降格争いはまだまだ続く。ニュルンベルクは残り、ヴォルフスブルク、レヴァークーゼン、マインツ、ハノーファー、シャルケとの対戦。いずれもハノーファー以外は上位チームとの対戦という厳しい状況だ。しかも、長谷部は怪我で今季絶望。残留にむけて楽観できない。
日本人としては、チームが降格したときはもちろん移籍してほしい。
やはり1部で見たい。清武は(獲得するクラブがあるかどうかは別として)チーム、いや、国を変えてもいい時期かもしれない。以前はプレミアのクラブが興味などの報道もあった。今季、チームが降格し、W杯を終えた後は、環境を変えるひとつのタイミングだろう。
長谷部の場合はニュルンベルクで長くプレーしているわけではないから、移籍に関して情的な部分での抵抗感は清武よりは少ないだろう。冒頭の独誌の報道によると、日本代表キャプテンの長谷部は給与がチーム内でもっとも高く、2部に降格した場合、クラブはその給与を払えないとしている。だから、降格したら長谷部の移籍は100%である…と。そうでなくとも、長谷部もチームに残って2部で戦い、1年で昇格させる…といったモチベーションよりは、やはり移籍のモチベーションのほうが高いだろう。そして、ブンデス内のクラブなら、長谷部獲得に動くクラブは存在するだろう。
まずはチームの残り試合に注視し、さらに、長谷部の場合はW杯に間に合うのかどうか。そこにも注目だ。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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