中国人もびっくり！香川の交代は温存か、それとも…
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ルーニーへのクロス。
マタへのスルー。
事実上の「２アシスト」の活躍だった。
香川はこの試合で先発し、前半のユナイテッドの２得点に事実上の２アシストで貢献した。事実上のというのは、記録上は２点目はルーニーのＰＫだが、そのＰＫを奪ったプレーは、香川のスルーにマタが倒されて得たものだからだ。
モイーズ監督も「チャンスを生み出せる選手だ」と香川を称賛。これなら今後の起用法で変化が見られるだろうか…
そこで注目なのがＣＬバイエルン戦だ。
というのも、この試合、香川は好調だったにも関わらず、68分にヤヌザイと交代。ベンチに下がった。中国人解説者も「香川と交代？代えるならヤングだろう。香川は今日素晴らしかった」と。それほどいいプレーを見せていた香川を下げたのだから、誰もが思ったことだろう。
「この交代は、中2日のＣＬバイエルン戦のための温存だろう」
つまり、この交代の真意はまだわかっていない。
バイエルン戦で香川が先発…「やはり温存だった」
バイエルン戦で香川はベンチ…「え？じゃあの交代はなぜ？」
単純にいえば、こういうことだ。
一部メディアではドルトムント時代を引き合いに「バイエルンキラー」などと呼ばれ、ユナイテッドの対バイエルン要員として期待が高まっているが、香川本人は「大会もチームも違うから、気にしてない」ともっともなコメント。この冷静さが心強い。
果たして、バイエルン戦の布陣はいかに。
そして、最強バイエルンにユナイテッドはどこまでやれるか。
注目だ。
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筆：小松英之 ツイッターはこちら
小松英之（こまつひでゆき）
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業（当時）や清水東、東海第一（当時）、静岡学園などの試合を見て育つ。Ｊでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア：マンＵ（香川在籍時）、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ：バルセロナ
セリエ：ユベントス、ローマ。
ブンデス：ニュルンベルク（長谷部、清武在籍時）、ハンブルガーSV
【中国Ｃリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
０８年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
０９年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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