本田、バロテッリに怒られるも監督は「日本は本田を疑うな」
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ミランにとって、アウェイでフィオレンティーナを20で下したことは大きな結果だ。そして、その中で本田がフル出場できたのも非常にポジティブだ。
前半開始早々のチャンスを決めていれば、この日はまさに「本田day」だった可能性もあったが、ゴールはお預けとなった。しかし、それでもやはりポジティブにとらえることにできる試合だった。
セードルフ監督は「日本は本田を疑ってはいけない」と本田を評価。「本田は素晴らしい選手。現在、まさにイタリアのサッカーに適応しているところだ」とまだまだ成長過程であることを強調し、「今日の試合では攻守にわたって献身的なところを見せてくれた」とほめた。
一方で、チームメートとも激しいやり取りがあったようだ。
バロテッリが明かしたところによると、本田に対して怒りを露わにしたという。流れの中でゴールがほしかったバロテッリは、前半、本田からいいパスがきていれば流れの中からゴールを決められるチャンスがあったときに、本田に対して怒ったということだ。
これもポジティブ。
別に試合後に決裂したわけではない。
試合中に選手がチームメートに怒鳴ることは正常。事実、試合後のインタビューでバロテッリは「チームは団結している」「亀裂はない」と今のチーム状態を語った。
この日のフル出場をきっかけに、本田の調子も上向き、最終的にゴールが決まるように…
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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