イタリア人リッピ監督が挑む、アジア最高峰への挑戦
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
小松英之の連載がブログで紹介されました!
いよいよ明日、ACLはBEST8が激突する。
Jからは柏が唯一勝ち残っているが、Cからは、こちらも唯一、広州恒大が勝ち残っている。対戦相手はカタールのクラブ、レフウィヤSC。広州は明日のファーストレグをホームで迎える。
レフウィヤSC。果たしてどんなチームなのか。中国最大の検索サイト「百度」の百科事典「百度百科」によると、以下のような特徴がみられる。
1、2010年に今のクラブ名として設立。元々はドーハ警察というクラブだった。
2、カタールリーグの中でも、財力の厚いクラブ
3、クラブオーナーは、カタール国王の第四子息
4、外国人選手が多数所属。カタールリーグのレギュレーションでは、外国人制限がかなり緩いため。
5、だが、ACLなど国際大会への適応のため、カタールに帰化した外国人選手も少なくない
6、2010/2011シーズンで初めてカタールリーグを制した。そういう意味では新興勢力のクラブ。
7、攻守にバランスの取れたチームである
8、「中東地域最高FW」の呼び声が高い「サバスディアン」というFWを中心に攻撃を仕掛ける。同選手は昨季のカタールリーグで得点王を獲得した。
チームの戦術や攻守の特徴などのデータが乏しいが、どうやら攻撃の破壊力がありそうだ。
だが、破壊力という意味では広州も負けてはいない。
明日は広州のホーム。まずは、ここでしっかり勝っておきたい。中東のアウェイ戦が苦しいのは、JクラブもCクラブも同じ。広州がBEST4へ進出するためには、明日、勝つだけではなく、アウェイゴールを許さない守備、つまり失点をゼロに抑えることも大切だ。
リッピ監督の手腕やいかに。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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