【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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【キーワードへは「地元への愛」だ】コラム:クアットロディチ第三十一回

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

 3日、元日本代表FW鈴木隆行がJ2水戸に加入したことが同クラブより発表された。

 

 鈴木は茨城県日立市出身。 ブラジルへの留学などを経て鹿島所属時の01年からは日本代表としても活躍し、02年に行われた日韓W杯グループリーグ初戦、ベルギー戦では日本代表に史上初の勝ち点をもたらす同点ゴールを挙げるなど、印象的なプレーを見せてくれた。 

 しかし、2008年から所属していたUSLポートランド・ティンバースを昨年末に退団した後は無所属の状態が続いており、所属先を探していた。

 さて、今回地元のクラブに入団することになった鈴木だが、現在水戸は資金難のため、異例の”アマチュア契約”になるという。彼は自身でスポンサーを探すか、アルバイト等をしながら生計を立てるしかない。かつては代表で栄華を極めた男が年俸も支払われないクラブでのプレーを選択…   何が彼をそこまで駆り立てたのか?

 やはり「地元への愛」に他ならないだろう。折りしも今回の東日本大震災で水戸は多大なる被害を受けた地域だ。金銭的な面は目をつぶってでも、力になりたいと男気を通した彼の行動を賞賛したい。

 

 水戸は現在、本拠地のケーズデンキスタジアムがメインスタンドの屋根の破損の影響で7000席が使用不可能となっており、バックスタンドとゴール裏の約5000席しか観客を収容できないという苦しい状況を強いられている。

 経営難の主な要因が観客動員の低迷であるために、まさに「弱り目にたたり目」といった状況だが、地元が生んだスターの入団の及ぼす影響力は計り知れないものがある。

 

 無論、「客寄せパンダ」で終わるつもりはない。

 

 現在の状況を変えていくのも全ては自分次第。「目標はJ1昇格」と語る男は、愛する地元に光をもたらせるか。

<筆者紹介>

中島雅淑 1983年 9月5日生まれ

19931996 地元の小学校のサッカー少年団でサッカーを始める。 当時は宇宙飛行士を夢見ていて「体を鍛えるため」という名目だったが、次第に魅力に取り付かれていく。

19961998 中学校のサッカー部に所属。 

1999- 高校受験とともに辞め、進学校だった事もあり、一時期サッカーから離れるも、プレーしなくなった事により、見る「目」が肥えてくる。 また、高校2年時にはアジアカップ2000が開催され、再びサッカー熱に火がつくようになる。 

2002- 大学のサークルでプレー。日韓W杯は全試合観戦。また「瑞穂陸上競技場」「豊田スタジアム」で名古屋グランパスの売り子アルバイトをしながら試合を観戦

2003- 大学中退して大阪へ 専門学校のフットサル大会のため体を動かす程度。テレビ局の関係でチャンピオンズ・リーグを定期的に観戦。

2005 3月 インターンシップで第87回センバツ高校野球スポニチの取材補助を経験。

2006- 仕事の関係で東京へ プレーはしなくなるが、WOWOWに加入していたため、毎週リーガエスパニョーラを観戦。

2007- 地元岐阜に帰還。 FC岐阜が財政危機に陥っているという話を聞き、「地元のクラブを助けなければならない」という思いから、定期的にスタジアムに観戦に行く事になる。

また、市民参加型インターネット新聞新聞サイト「オーマイニュース」に登録して、スポーツ記事を主に発信。年末には活躍が認められ韓国での記者交流会に参加。

2010- テレビ局の関係でプレミアリーグを見るようになる。

<エピソード>

嫌がる元カノを無理矢理瑞穂陸上競技場グランパス戦へ、 せっかくガストでいい感じで女の子と食事していたのに02/03のクラシコがテレビ放映されていたため、気がそっちへ行ってしまった実績あり。

波乱万丈な人生を歩む、だが東海屈指にフットボールを愛している27歳の男。

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