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【小松英之試合レビュー】ブラジル21北朝鮮(グループG)

小松英之【連載】海を越えたピッチからの便り

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【小松英之による試合レビュー】

2010年6月15日 グループG ブラジル21北朝鮮

06年ドイツ大会、日本のグループリーグ3戦目が41。それを考えたら、緒戦から王者ブラジルを21と一点差の結果で終えたことは、北朝鮮の奮闘振りを証明いたと言っていい。もちろん、引き分け以上でなければ勝ち点は取れないが、しかし、あのブラジル相手のこのスコアである。

マイコンのスーパーゴールなど見所の多い試合だったが、中でも世界中が注目したのは、意外にも試合前に起こった出来事だった。北朝鮮の国家斉唱時、あのJ川崎で活躍するチョン・テセが涙したのだ。

スポーツに政治は持ち込まず。

日本にとってこの国は憎むべき要素が多い。しかし、スポーツの次元でそれを持ち出すのはやめよう。そして、いかなる国家であろうと、こうして涙を流すまで国を思う気持ちというものに、自分の心を重ねてみたい。今の日本で、そこまで国を思い、戦う気持ちがあるだろうか。

試合には敗れたものの、W杯やスポーツの意義を垣間見せてくれた北朝鮮の奮闘振りであった。

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筆者紹介:小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。中国語教師。龍飛中国語会話スクール名誉講師。サッカー専門サイト「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。その他チェルシーマンチェスターC、ユベントスなどの観戦経験あり。

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海シンハや武漢光谷といったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。

08年 Cリーグ武漢光谷のスポンサー募集窓口担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

山東魯能でコーチを務める張海濤コーチとは家にも行ったことがあるほどの仲。張コーチは08年、ドイツのケルンFCにてコーチ留学を終えて帰国した。ドイツでのコーチ留学の状況を聞けるなど、貴重な交流を重ねている。