日本人だけではない!中国人選手がブンデス移籍まで秒読み
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
「交渉はほぼまとまっています。あとは正式サインだけ。クラブ?ドイツのヴォルフスブルクです。(移籍は)99%というところです」
昨日、北京で行われたサッカーイベント。そこにゲストとして招かれたのは、今季最終節まで広州恒大と優勝争いのデッドヒートを演じた北京国安の選手たち。邵佳一、周挺、柏小磊、王存などの中に、渦中の選手も混じっていた。ここ数日、欧州への移籍が取りざたされていた張稀哲である。
張稀哲。1991年1月23日生まれ。湖北省武漢市出身。幼いころからサッカーの才能を発揮。その才能が認められ、ユース年代には秦皇島のサッカースクールへ入学。その後、北京国安とプロ契約。2009年8月に同クラブにおいてプロデビューを果たした。2012年には中超新人賞を獲得。その年の中国代表にも選出された。
そんな張稀哲に対して、クラブで「兄貴分」にあたる邵佳一は「ドイツは世界で最も激しく熾烈なリーグのひとつ。試合もトレーニングも中超の何倍も激しいと思う。張稀哲の持ち味はテクニック、スピード、そしてメンタル。早くドイツの環境に慣れて、それらを発揮することができれば、彼の実力を証明することができるだろうね」とエールを送っている。
張稀哲本人が語る「あとは正式サインだけ」のサインが待ち遠しい。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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