【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

【中村祐人】Dialogue with Yuto Nakamura No.12 5 of 5

Dialogue with Yuto Nakamura No.12
January, 2018
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---ところで、あのフォルランが香港プレミアリーグの傑志に加入しましたね。
中村「あれだけのスーパースターが香港リーグに来るのは、本当に久しぶりなので、楽しみですね」
フォルランディエゴ・フォルランウルグアイ出身。ウルグアイ代表。ポジションはFW。マンチェスターユナイテッド、ビジャレアルアトレティコ・マドリーインテルなどでプレー。その後、Jリーグセレッソ大阪でもプレーした。ヨーロッパ・ゴールデンシュー賞を2度受賞。2010 FIFAワールドカップでは7試合でチーム最多の5得点を挙げて得点王タイ。大会MVPに選出されるなどの活躍で、ウルグアイ代表の40年ぶりのベスト4進出に貢献した。なお、傑志への移籍は、フォルランがインドでプレーしていた時代のチームメイトが、傑志にいたことがきっかけとなったと言われている。
 
---すでに香港プレミアリーグでデビューを果たしていますが、反響はいかがですか?
中村「やっぱり試合でも練習でも、観客を呼べるから、反響はすごいですね」
 
---中村選手がマッチアップするとしたら…(スケジュールを確認する)
中村「3月3日ですね」
 
---マッチアップすることについては、どんな風に感じていますか?
中村「僕が香港でプレーしてきて、フォルランほどのスーパースターとマッチアップしたことって、3回か4回くらいしかないんですよ。だから、純粋に楽しみです。僕が中学、高校くらいのときから、もう彼はスーパースターでしたから」
 
---マッチアップのイメージはできていますか?
中村「いや、それはもう、ぶっ潰してやると思ってますよ」
 
---素晴らしい(笑)。では、香港のサッカー界として、フォルランほどのスーパースターを迎えたことの意義をどう感じていますか?
中村「7~8年前に、マテヤ・ケジュマンとニッキー・バットという世界的スター選手が、二人同時に香港でプレーしていた時代があって、それ以来のスーパースターですし、フォルランくらいのスターだと香港人も知ってるから、スタジアムにお客さんが入る。それに、なぜ彼が、これだけ長きに渡ってスーパースターと存在していられるのかとか、香港の若い選手たちにとって、絶対にいい勉強になると思いますね」
 
マテヤ・ケジュマンセルビア出身。セルビアモンテネグロ代表としてもプレーした。ポジションはFW。PSVチェルシーアトレティコ・マドリーフェネルバフチェ、パリ・サンジェルマンなどのビッグクラブを渡り歩き、2011年に香港プレミアリーグ(当時)のサウスチャイナに入団した。
 
ニッキー・バットイングランド出身。ポジションはMF。長くマンチェスター・ユナイテッドでプレーし、デビッド・ベッカム、ガリー・ネヴィル、ポール・スコールズ、ライアン・ギグスらと共にプレーした。2010年に香港プレミアリーグ当時)のサウスチャイナに入団した。
 
---フォルランといえば、セレッソ大阪でもプレーしましたね。しかし、大きなインパクトは残せなかった。また、現在、ヴィッセル神戸ではポドルスキーがプレーしていますが、こちらも、当初の期待ほどのインパクトは残せていない印象です。中村選手は、こういいう現象をどのように見ていますか?
中村「直接的な結果だけを見るのはどうなのかな?とは思いますね。フォルランにしろ、ポドルスキーにしろ、在籍していたときに一緒にプレーした選手たちが、その後、2年、3年経って、どういう結果を残すのか。その時にもしかしたら『あの時、あの選手がいてくれたから』となるかもしれないわけじゃないですか?だから、目の前の結果だけで判断するのは、どうなのかなと思います。もちろん、目の前の結果を期待されることについては、理解できますけど」
フォルランは2014年1月にセレッソ大阪に加入し、1シーズンプレーした。それから3年後に当たる2017年シーズンに、セレッソ大阪は悲願のクラブ初タイトルを獲得。しかも、ルヴァン杯天皇杯の二つのタイトルを獲得するという躍進を見せた。
 
---そういう意味では、傑志というチームに与えるフォルランの影響は、ファンが目の前の試合で見ている以外のところでの影響が大きいということでしょうか?
中村「相当大きいでしょうね。自分も傑志に行きたいという選手も増えるだろうし、ユースの子たちなんて、一緒にプレーしたいって絶対思うだろうし。だから、チームに与える影響は、試合でゴールを決めるかどうか以外のところでも、とても大きいと思いますよ」
 
---その傑志が、今年のACLに香港リーグ代表として出場します。どのように見ていますか?
中村「それは、やはりがんばってほしいですよ。香港サッカーを世界に向けてアピールしていくのは、香港代表とACLの舞台しかないわけですから。日本、韓国、中国のクラブに比べたら、レベルは劣ることは確かですが、それでもホームではがんばってほしいですね。まぁ勝ち点5くらいは取ってほしいですね」
 
---ところで、誕生日でしたよね?何かプレゼントはありましたか?
※インタビューの前日が中村祐人選手の誕生日だった
中村「いや。僕は特にプレゼントは要らないので。(妻に)おいしいご飯を作ってもらいましたよ」
 
---そうなんですね(笑)
中村「あぁ、キングダムの最新刊は買いましたね。それをあとで読むんですよ!」
※ここで、大人気漫画「キングダム」が大好きな中村選手とコーディネーターが一緒に盛り上がる。
 
---誕生日おめでとうございます!そして、本日もインタビュー、ありがとうございました!
中村「ありがとうございました」
 

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