まさに中村祐人のゲーム!1G1Aボランチで試合を制す
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九巴元朗(H)0-2和富大埔
この男が完全に試合を制した。
中村祐人はこの日、ボランチで先発。これまで試合途中にポジションを下げたことはあったが、試合開始からはプロキャリア初のことだ。
前半を0-0で終えて迎えた後半15分。左サイドのライン際で得たFKのチャンス。キッカーは中村祐人。蹴り出されたボールは大きな孤を描いてゴール前へ。誰が合わせるのか?観客が見守る中、なんとボールはそのままゴールネット右隅を揺らした。直接FKのゴール。これで大埔が先制した。
さらに後半38分には、左CKから追加点。キッカーはまたしても中村祐人。そのボールをドゥドゥが合わせて2-0とした。
守っても、「しっかりバイタルを監視できた」と語る中村祐人とDF陣がしっかりとクリーンシートを達成。ゴール、アシスト、守備、プレースキック…まさにこの日は「中村祐人の試合」。完璧な試合運びで勝利をものにした。
これまで、ストライカーとして生き抜いてきたこの男が、更なる境地を、今まさに切り開いた。今後、この試合は「あの試合がターニングポイントだった」と本人の口から語られるかもしれない。
そんなゲームであった。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。