【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

まさに頂上決戦にふさわしい激闘!恒大が3-2で制する

「FOOT×BRAIN出演直後の中村祐人を独占取材! 10000字インタビュー」

「橋本浩之氏、ZZ氏、松本忠之氏の2017中超の順位予想はこちら」

中超第三節

広州恒大(H)3-2上海上

相手が目下、リーグ6連覇中の広州恒大、しかもアウェイだったということを考えると、上海上港としては引き分けでも十分という試合であったに違いない。

一方、前人未到の7連覇を目指す広州恒大としては、上海上港のほか、江蘇蘇寧、山東魯能北京国安、河北夏華、上海申花といった強豪たちが一斉に「広州恒大の7連覇阻止」という目標で襲いかかってくる。中でも、広州恒大を押しのけて優勝できるチームとしては、江蘇蘇寧と上海上港が最も有力だろう。

そんな、上海上港は恒大のホーム、天河スタジアムに乗り込んだ。前半で2点を許す厳しい展開。「あぁ。やはり今季も恒大か」そんなあきらめの上港サポーターの声は、しかし、後半でかき消された。エウケソンが古巣からゴールを奪うと、フッキが同点ゴールを叩き込む。粘り強い試合運びで2-2とした。しかし、意外なところに落とし穴が待っていた。

77分。

海上港のDF一がPA内で于超を倒してPKを与えてしまう。映像を見る限り、確かにボールにしっかり触れているように見える。しかし、必死の抗議も実らず、後ろからのタックルは無情にもPKの判定。これをアランがしっかり決めて広州恒大が3-2で激戦を制した。

しかし、この上海上港の粘りは確かに今季の勝負強さを物語るものだった。上海上港はホームでの恒大戦で雪辱を期す。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。