【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

ホームでの引き分けは価値があるのか?

中村祐人が15~16シーズンを振り返る。最新インタビュー

ロシアW杯アジア最終予選グループA

中国(H)0-0イラン

中国代表はホームにイランを迎えてスコアレスドロー。格上イランから勝ち点1を獲得した。

実力差や実績から言えば負けてもおかしくない相手。スコアレスドローの結果に「中国代表の実力がついてきた」「この結果はアジアの強豪たちとの実力差が縮まっていることを示す」という論調が見られる。

しかし、どれだけいい試合をしてもW杯に出られないようでは万年アジア予選から抜け出せない。確かに韓国、イランは格上だが、後半、71分に訪れた稀哲のスルーパスからの決定機を武磊が決めていれば勝てたかもしれなかったのだ。逆にいえば、ホームで、なおかつ守備を固めてカウンターからの得点という戦術は格上に勝つ可能性を秘めているのだ。

満足してはならない。勝てる可能性があった以上、スコアレスドローに多分過ぎる価値を求めてはならない。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。