中国代表「キャプテンはずし」のカンフル剤が生きるか
サッカーコラムニスト松本忠之が中村祐人の「衝撃」を振り返る
鄭智、中国代表に招集されず…
あまりの突然の出来事に、中国サッカー界が揺れた。
前任のペラン監督が解任され、新たに監督となった高洪波は思い切った策に出た。鄭智を招集せず。代わりに元キャプテンの杜威(34)を招集。ベテランをチーム内に引き入れて雰囲気を変えようということだろう。また、新たなキャプテンには広州恒大の霆が任命された。
中国サッカー協会はボーナスを設定。残り2試合、一試合ごとに勝利ボーナス50万元、最終予選に進出を果たせば600万元のボーナスが支給される。
モルディブとカタール。これが残り2試合の相手となる。とにかく全勝して、あとは他国がつまずくのを待つしかない。鄭智はずしの効果は、果たして。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。