本田兄が再びミランと交渉していた!
(小松英之が音声で振り返るメキシコ戦はこちらから)
イタリア紙が報じたところによると、7月11日に本田の代理人である本田の兄が再びミラノでミランと交渉のテーブルについた。
しかし、目立った進展はないようだ。
基本路線は1月の「ゼロ移籍」らしい。
しかし、ロビーニョやボアテングの移籍が決まれば、前倒しで今夏の獲得もありうる、というのが、複数あるイタリア紙の総合的な見方のようだ。
ただし、ロビーニョはサントスへの移籍が不成立に終わったとサントスが発表している。ということは、ロビーニョの今夏の移籍はなくなるかもしれない。もうひとりのボアテングはまだ決定していないため、本田の今夏のミラン加入に向けては、ボアテングの移籍が鍵になるかもしれない。
もっとも、ロビーニョに関しては、ブラジルの夏の移籍市場が7月20日で閉まることから、早く結果が出た。欧州のクラブならまだ市場は開かれている。ボアテングはモナコなど欧州のクラブが移籍対象になっているから、まだ移籍まで時間はある。
日本人のサポーターなら、誰しも今夏のミラン入団を望んでいるのではないか。それだけに、やきもきしてしまうが、ここまで夢を持たせてくれるのも、日本人選手がミランに入団か?という一歩手前のところまできているからだ。
本田はいろんな意味で、僕らに夢を持たせてくれる。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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