イタリア戦の敗因はなんだったのか?
(小松英之が音声で振り返るイタリア戦はこちらから)
吉田のミス?
長谷部のハンド?
ザックの選手交代?
バーやポストに嫌われた?
試合終了後、すぐに音声を収録したが、実はその後もイタリア戦を総括できずにいる。
(小松英之が音声で振り返るイタリア戦はこちらから)
あのイタリア相手に、FIFAの公式大会で、勝利をあげる…
前半で20とリードしたときは、多くの人がそれを夢見たのではあるまいか。だが、夢は砕かれた。これもまた、世界との差なのか。
ブラジル戦のときの悔しさとはまったく別物の悔しさがイタリア戦後には残った。このコンフェデは、なんという大会だろう。この二種類のまったく異なる悔しさは、恐らく、今このタイミングで、日本代表に必要だったのだろう。
グループリーグ敗退は決まったものの、まだメキシコ戦が残っている。こちらも強豪だ。日本が成長するにはもってこいの相手。しかも、メキシコも2敗している。せめて1勝あげて今大会を終わりたいと、メキシコだって思っていることだろう。この試合が事実上、このグループの最下位決定戦なのだ。負けたくはない。
イタリア戦の総括は、まだできていない。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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