【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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岡田監督のため息のわけは、また高い授業料のせい?

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

「岡田監督のため息は、この試合でチームがまた高い授業料を払わされたことによるもの」中国最大のポータルサイト「新浪スポーツ」が伝えた。

J1に相当する中国プレミアリーグが開幕。

3月10日。ホームの杭州で開幕戦を迎えた、岡田監督率いる杭州緑城。対戦相手は強豪・長春長春は昨シーズン勝ち点44の6位。Cリーグから今季ACLに出場している4位貴州が勝ち点45だったことを考えると、長春がACLに出場していてもおかしくなかった。それほどの強豪だ。

さて。そんな長春をホームに迎えての杭州の開幕戦。

前半36分、杭州は高迪のゴールで先制する。90年代生まれのことを中国では総じて「90後」と呼ぶが、この「90後」の選手である高は、ゴールを決めるとチームメートの祝福を押しのけてベンチにかけより、岡田監督に向かって90度、腰を曲げてお辞儀のパフォーマンス。岡田監督も満面の笑みで高を称えた。

なんとも雰囲気の良い形で先制した杭州

このまま、なんとか開幕戦の勝利を飾ってほしいと、試合を見ていた私も願わずにはいられなかった。しかも相手は長春。たとえ杭州がホームといえど、勝てば金星だ。

しかし、やはり長春は甘くはなかった。

75分。セットプレーから同点ゴールを決められてしまう。岡田監督ならずとも、私もため息がこぼれた。

私はこの試合を見ながら、同時にコラムの内容を考えていた。10のまま、前半のリードを守ってそのまま勝てば、「強豪相手に、逃げ切れる力がついた」と書く予定であった。そして、そう書きたいと願っていた。しかし、書けなかった。

岡田監督の会見時の小さなため息を、新浪スポーツは「高い授業料を払ったため」と書いた。岡田監督は、この1点を守りきれなったこと、さらに相手にとどめを刺す追加点を奪えなかったことを、「このチームにはまだ経験が不足している」と語った。新浪スポーツは、つまりこの試合の苦い経験のことを「高い授業料」と書いたのだ。

とはいえ、まだ始まったばかり。

今季もこのブログでは岡田監督率いる杭州に注目していきたい。

<筆:小松英之>

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