【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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【指宿のサバデル、2部昇格へ】コラム:クアットロディチ第三十二回

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

 日本人FW指宿洋史の所属する、スペイン3部のサバデルが201112シーズンからの2部昇格を決めた。

 

 柏レイソルU18を経て、2009年1月にスペインに渡り、1011シーズンから現在のサバデルでプレーしている指宿は、194センチの長身で日本人離れした体格を誇るが、足元のテクニックも秀逸。地元ではその名を知らぬ者はいない、人気と実力を持ち合わせた選手だ。

 

 6月19日、23日にクウェートとの2012年ロンドン五輪2次予選を戦うU-22日本代表世代でもある同選手。この原稿執筆時点ではアウェーでの第2戦の結果がどうなっているかは分からないが(ホームでの第1戦は31で勝利。)、いずれにしても苦戦を強いられることは間違いないだろう。仮に2次予選を通過して最終予選に進出したとしても、このラウンドは4ヶ国中1位のチームしか本大会に進出することが出来ず、2位はプレーオフに回らないければならないというさらに過酷なサバイバルが待ち受けている。

 「食うか食われるか」国の威信を駆けた戦いでは”ジョーカー”の存在が非常に重要だということは、過去の予選でも証明されてきた。「やられたくない」という思いが先行し、両チームが慎重に試合に入った時、あるいは疲労感から試合が膠着した時に、流れを打破するのは彼らの役目だ。

 指宿をジョーカーとして位置付けるかどうかだが、現時点で関塚隆U22代表監督が一度も召集していない点を考慮すれば、「選手個人に関するコメントはしない」という」姿勢を貫いている同監督だが、まだスターターとして起用するに値しない選手と位置付けていると考えられる。

 しかし、「戦術のオプション」をもたらすという意味で、例えばどうしても勝ち点3が欲しい時、指宿の高さは大きな武器になる。彼を起点にしてパワープレーという攻撃も展開できるので、ベンチに置いておくと非常に重宝する。

 あとは今シーズンの指宿がどのような活躍を見せるかにかかっている。

 スペイン2部といえど、かつて元日本代表FW城影二氏が所属したバジャドリーや、ヴィジャレアル、バルセロナのBチーム、さらに今シーズンからは「スーペル・デポル」と呼ばれ、欧州を席巻したデポルティーボも降格し、1部経験をしているクラブが非常に多いため、選手の質は他国の2部リーグに比べ非常に高く、ここで揉まれていればおのずとレベルが上がっていくと言えるだろう。

 最終予選は9月から予定されているが、その頃には新シーズンは開幕している。異色の経歴を築いてきた指宿が成長し、若きサムライブルーの救世主となる…

 関塚監督の招集しているメンバーに不満がある訳ではないが、是非、考慮してほしいものだ。

<筆者紹介>

中島雅淑 1983年 9月5日生まれ

19931996 地元の小学校のサッカー少年団でサッカーを始める。 当時は宇宙飛行士を夢見ていて「体を鍛えるため」という名目だったが、次第に魅力に取り付かれていく。

19961998 中学校のサッカー部に所属。 

1999- 高校受験とともに辞め、進学校だった事もあり、一時期サッカーから離れるも、プレーしなくなった事により、見る「目」が肥えてくる。 また、高校2年時にはアジアカップ2000が開催され、再びサッカー熱に火がつくようになる。 

2002- 大学のサークルでプレー。日韓W杯は全試合観戦。また「瑞穂陸上競技場」「豊田スタジアム」で名古屋グランパスの売り子アルバイトをしながら試合を観戦

2003- 大学中退して大阪へ 専門学校のフットサル大会のため体を動かす程度。テレビ局の関係でチャンピオンズ・リーグを定期的に観戦。

2005 3月 インターンシップで第87回センバツ高校野球スポニチの取材補助を経験。

2006- 仕事の関係で東京へ プレーはしなくなるが、WOWOWに加入していたため、毎週リーガエスパニョーラを観戦。

2007- 地元岐阜に帰還。 FC岐阜が財政危機に陥っているという話を聞き、「地元のクラブを助けなければならない」という思いから、定期的にスタジアムに観戦に行く事になる。

また、市民参加型インターネット新聞新聞サイト「オーマイニュース」に登録して、スポーツ記事を主に発信。年末には活躍が認められ韓国での記者交流会に参加。

2010- テレビ局の関係でプレミアリーグを見るようになる。

<エピソード>

嫌がる元カノを無理矢理瑞穂陸上競技場グランパス戦へ、 せっかくガストでいい感じで女の子と食事していたのに02/03のクラシコがテレビ放映されていたため、気がそっちへ行ってしまった実績あり。

波乱万丈な人生を歩む、だが東海屈指にフットボールを愛している27歳の男。

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