【FAの判断は妥当か】コラム:クアットロディチ第二十九回
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小松英之の連載がブログで紹介されました!
マンチェスター・シティー所属のコートジボワール代表DFコロ・トゥーレが自身が太りやすい体質であることを悩み、妻の使用していたダイエットサプリメントを使用し、それに含まれていた成分が禁止薬物に該当するということでFAから5月26日に半年間の出場停止処分を言い渡されたが、今回の件が発覚した3月4日からクラブが自主的に同選手の出場を自粛しているため、この出場停止処分は3月から適用されているものとされ、トゥーレは来シーズン序盤戦数試合は欠場するものの、9月の2日からは晴れて試合に出場することが可能になるとのことだ。
しかし、今回のFAの判断には疑問が残る。半年のうち、実質2ヶ月はバカンスのためリーグ戦は行われていない。 当初は2年間の出場停止処分が科されるかとも言われ、厳しい処分が下される可能性も示唆されていた。ましてやトゥーレは「知らずに飲んでいた」と供述しているものの、プロのスポーツ選手ならば、禁止薬物の知識やサプリメントを摂取するときには注意を払わなければならないのは当然である。
そういった点で自己管理ができていなかった彼に実質4ヶ月の今回の出場停止処分はいかがなものか。 奇しくも来年にはロンドンで五輪が開催される。 個人やチームを批判してどうこう言うつもりはないが、サッカーに限らず、ドーピングに関しては目を光らせなければならないし、プレーヤーも自覚を持たなければならない。
<筆者紹介>
中島雅淑 1983年 9月5日生まれ
19931996 地元の小学校のサッカー少年団でサッカーを始める。 当時は宇宙飛行士を夢見ていて「体を鍛えるため」という名目だったが、次第に魅力に取り付かれていく。
19961998 中学校のサッカー部に所属。
1999- 高校受験とともに辞め、進学校だった事もあり、一時期サッカーから離れるも、プレーしなくなった事により、見る「目」が肥えてくる。 また、高校2年時にはアジアカップ2000が開催され、再びサッカー熱に火がつくようになる。
2002- 大学のサークルでプレー。日韓W杯は全試合観戦。また「瑞穂陸上競技場」「豊田スタジアム」で名古屋グランパスの売り子アルバイトをしながら試合を観戦
2003- 大学中退して大阪へ 専門学校のフットサル大会のため体を動かす程度。テレビ局の関係でチャンピオンズ・リーグを定期的に観戦。
2005 3月 インターンシップで第87回センバツ高校野球のスポニチの取材補助を経験。
2006- 仕事の関係で東京へ プレーはしなくなるが、WOWOWに加入していたため、毎週リーガエスパニョーラを観戦。
2007- 地元岐阜に帰還。 FC岐阜が財政危機に陥っているという話を聞き、「地元のクラブを助けなければならない」という思いから、定期的にスタジアムに観戦に行く事になる。
また、市民参加型インターネット新聞新聞サイト「オーマイニュース」に登録して、スポーツ記事を主に発信。年末には活躍が認められ韓国での記者交流会に参加。
2010- テレビ局の関係でプレミアリーグを見るようになる。
<エピソード>
嫌がる元カノを無理矢理瑞穂陸上競技場のグランパス戦へ、 せっかくガストでいい感じで女の子と食事していたのに02/03のクラシコがテレビ放映されていたため、気がそっちへ行ってしまった実績あり。
波乱万丈な人生を歩む、だが東海屈指にフットボールを愛している27歳の男。
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