【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

【縦横無尽】通信障害

日本ではソフトバンクの通信障害が大きなニュースになっている。
問題にしているのは、当たり前だかソフトバンクのユーザーだ。そこには、「ケータイ使えねぇじゃねーか」という不満があることはいわずもがなだが、更に突っ込めば「毎月金払ってるじゃねーか」という理由があるし、もっと言えば「そもそも24時間、365日、いつでも使えるんじゃねーのかよ」という大前提があるように思われる。
私はいつも思うのだが、飛行機が墜落する原因は、エンジン故障でも突風でも鳥でもなく、重力である。重力があるから飛行機はエンジンを吹かし続けなければ落ちる。それと同じで、いつもそういう「根源」を忘れないようにしている。
ケータイについて言えば、充電がなくなれば使えない。電池があったとしても、今回のように基地局が不具合を起こせば使えない。だが、それ以前に、電気がなかったらそもそも充電も基地局も機能しない。
現代人はつまり、重力があることも電気がなくなることも「ないこと」として認識している。しかし、重力があるから飛行機が落ちるし、電気は発電所がなければ生まれない。あれ?3.11で電気の大切さや、発電の方法について、散々身近に感じたはずではなかったか。
だから、こういう機会は、原点を思い出すいい機会と捉えている。じゃ、ソフトバンクが通信障害を起こしている間に、家族に何かあったらどうするのか?今も入院中で、ぎりぎりの中を生きている家族がいるソフトバンクのユーザー。そう。だから、今回の問題でぶつぶつ文句を言っているのが、そういう切羽詰まった人なら、「文句も言いたくなるよね」と同感できる。どうも、そういう人以外の人がたくさんいるようにも思えるが…。

中国人は「反日」なのか: 中国在住日本人が見た市井の人びと

中国人は「反日」なのか: 中国在住日本人が見た市井の人びと