【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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【中村祐人】Dialogue with Yuto Nakamura No.11 4 of 5

Dialogue with Yuto Nakamura No.11
December, 2017
4 of 5

 

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---ただ、非常に残念なことに、同点に追いついたわずか4分後には、勝ち越されます。しかも、オウンゴールでした。このシーンを振り返ると、相手が右サイドから入れたクロスをクリアしにいったら、そのクリアボールが自陣のゴールに入ってしまいました。これは、不運だったのか、それとも防げたミスだったのか。どうでしょう?
中村「まぁ、その失点シーンに至るまでのプレーですよね。単純に相手のカウンターに対して、数的不利の状況を作ってしまったというのもありました。さらにもっと前を振り返ると、うちがイケイケで攻撃していた時間帯があって、前がかりになっていた。そこで相手のカウンターを食らった時に、後ろがしっかりリスク管理できてなかったというのもありましたよね。そういういろいろがあっての、あの失点だったと思います」

---試合展開としては、先制され、追いつき、勝ち越された。しかし、81分に再び同点ゴールを奪って引き分けに持ち込んだ。最後に同点ゴールを奪えるようなチームになったというのは、評価できるのではないですか?
中村「そうですね。しかも、同点ゴールを決めた選手は、そのゴールがプロ初ゴールだったんですね。普段出番がなかなかない中で、久しぶりに出場して、同点ゴールを決めたんです。僕もすごく可愛がってる選手ですし、チームとしても、とてもポジティブですね」

---プロ初ゴールとは思えない、美しく素晴らしいゴールでした。
中村「彼は普段の練習の時から、しっかりやってきた選手なので。そういう風にしっかり準備しておけば、いざ出場のチャンスが来た時に、しっかり結果を出せるということを証明してますよね」

---サポーターとしては、カップ戦で3-0で勝利しているし、ホームだし、勝ってほしかったというところですが、さすがにユンロンもそう簡単にはやられないですよね。
中村「この試合では、中盤で主力の一人(香港代表の選手)が累積警告で試合に出られなかったんですね。彼は本当に攻守に渡って貢献度の高い選手で、攻撃も守備も、彼がスイッチを入れているので。だけど、そこに対して十分な対策を施さないまま試合に臨んでしまったし、またユンロンはユンロンで僕らを研究して対策を立ててきていた。だから、難しい試合になることは、ある意味、当然ですね」

---まだまだ選手層が薄いという感じですか?
中村「というより、けが人ですよね。レギュラー級の選手が、4人ほど戦線離脱している状況なので。1月になれば、好転してくると思うので、次の試合までの時間をどう使うのかというのは、チームにとっても個人にとっても大事だと思います」

---中村選手のコンディションはいかがですか?
中村「試合に出られなくなるような大きな怪我はありませんが、この試合に関しては、その前一週間はまともに練習もできないほど、膝の調子が悪かったですね。試合になれば全然気にならなくなりますが、やっぱりまったく練習できないままだったので、コンディション的には100%からは程遠い状態でした。なので、前半だけで交代させられたのも、ある意味仕方ない部分はありましたね」

---膝の状態がよくないとのことですが、試合出場を回避してでも、治療しなければならないほどではない、と?
中村「そうですね。この試合の3日前くらいはちょっとまずいかな、という時もありましたが、しっかり治療してもらっているし、この試合が終われば少し間があくので、まぁ大丈夫だろう、と」

---主力級が4人も離脱しており、また中村選手も100%のコンディションになく、しかしながらこれだけの成績を今季残している。これはすごいと思うのですが、いかがですか?
中村「いや、試合内容を振り返ると、もっと勝ち点を取ってなきゃいけないと思います。それにひとたびピッチに入ったら、怪我だなんだって言ってられないですから。それは言い訳に過ぎませんからね。もっともっとやれるチームだとは思っているので、この悔しい気持ちは2018年以降にぶつけていきますよ」

続く

 

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