【中村祐人】Dialogue with Yuto Nakamura No.05 5/5
Dialogue with Yuto Nakamura No.05
October, 2017
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—次はいよいよ傑志との対戦ですね。
中村祐人「今、Taipoは怪我人が多いんですね。だから、傑志戦までにしっかり戻ってきてもらいたいですね」
—イースタンには3-1で快勝しました。そして次の傑志。この2チームとの対戦成績によって、今季のTaipoの実力値が測れると思うのですが、いかがですか?
中村祐人「そうですね。アウェーゲームということもありますし、もちろん勝利を目指して戦いますけど、最悪、引き分けには持ち込みたいですね。そのためにも、やはり怪我人が戻ってくることが大事です」
—正直、自信のほどは?
中村祐人「自信だけはあるんですよ(笑)。だから、まぁどうなるか、見てみようって感じです」
—チームの雰囲気はどうですか?
中村祐人「悪くはないですが、楽観的でもありません。というのも、さっきも言ったように、チームに怪我人が多いことと、あと(香港)代表に行っている選手もいるので、代表戦を終えてチームに戻ってきて、実質、傑志戦まで2日くらいしか準備の時間がないんでね。まぁ代表に関していえば傑志もたくさん代表に選手を送り込んでいるので、条件は同じですが。ただ、香港サッカーを盛り上げるためには、ここで傑志は叩かなきゃいけないですよね」
—ある香港メディアは、中村選手の今季の活躍を、「チームの全得点に絡み、攻守に中心的な役割を果たしている」と称していました。ご自身としてはいかがですか?
中村祐人「まぁ全得点に絡んでるわけじゃないですけどね(笑)。それに、僕が出てない試合がまだないから比較できないですし、周りが点取ってくれるのは嬉しいですし…。うーん、よくわからないです(笑)」
—ところで、スペインのカタルーニャ自治州で起こっている出来事(記事1/5を参照)について、どう感じていますか?
中村祐人「単純にバルサの選手がスペイン代表からいなくなるっていうのは寂しいことですよね。彼らの感情の部分については私たちには分かりかねますが」
—中村選手がプレーする香港も、中国との間で複雑な政治的課題があります。でも、サッカーについては、香港代表も、香港のリーグも、独立して存在していますね。政治とスポーツの関係性についてはどう見てるんですか?
中村祐人「まぁ根深い問題ですよね。本当にごく一部のファンの行為なんでしょうけどね。個人的にどういう考え方を持っているのかは問題じゃなくて、でもそれを外で(サッカーのスタジアムなどで)出しちゃうのは、ちょっと違うかなと思いますね。
—ありがとうございました。次の傑志戦、期待しています!
All Photos by Taipo FC
了