シリア戦前にリッピと代表主将との間に起こったドラマ
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ロシアW杯アジア最終予選
シリア(H)vs中国
中国代表がシリア戦を戦うマレーシアの地に降り立った。しかし、主将である鄭智の姿はなかった。
報道によると、先日の親善試合、フィリピン戦前の練習中に思いがけずチームメイトと衝突。左眼を強打した鄭智は医師の診断を受けた。結果は左眼周辺の骨折という重症。それでも、長年このチームの主将として引っ張ってきた鄭智は、リッピにこう言ったという。
「眼球がここから落ちてしまわない限り、チームと一緒に戦う」
これを制したのは、クラブ(広州恒大)でも鄭智が教え子だった経験があるリッピだ。
「お前の存在はサッカー選手だけではない。夫であり、父親であり、息子でもあるんだ。大切な家族がいる。気持ちはわかるが、ここで人生に対してあまりに大きなリスクを犯してはならない」
果たして、主将の闘争精神はチームに波及するのか。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。