【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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香港の東方がやっぱりACL出ます!で上海上港がプレーオフか。

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いろいろな事情があるから、一概に無責任とは言えないのだろう。来季ACLをめぐってドタバタ騒ぎが起こっている。

事の発端は香港プレミアの昨季覇者、東方オリエンタルが来季ACLの出場権を放棄したことだ。東方はグループリーグからの出場権を得ていることから、今季中超の3位でプレーオフからの出場権を得ていた上海上港は、プレーオフを戦うことなく、グループリーグから登場することとなった。

しかし、ここに来て一転。

香港サッカー協会が東方オリエンタルの出場を再び提起した。その背景には、ACLに出場させるクラブを減らすと、アジアサッカー協会の規定により、翌シーズン以降のその国(もしくは地域)クラブのACL出場条件が不利になるからだ。

東方は来季ACLの出場を棄権し、香港サッカー協会は代わりに南区というクラブを出場させたくアジアサッカー協会に申請したが、アジアサッカー協会はこれを却下。これにより香港リーグからの出場クラブは元々出場予定だった傑志のみとなってしまい、来季以降のACL出場権に大きく不利になってしまう。それを危惧したか、香港サッカー協会は急遽、東方が出場するとアジアサッカー協会に申請。今月末のアジアサッカー協会での審議会によって結論が出るが、認められる可能性が高いという。

となると、一度は「東方の棄権によってプレーオフが免除される」と喜びに湧いた上海上港は、「やっぱりプレーオフ」ということに。

果たして、どんな着地点に落ち着くのか。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。