マンサーロは来季続投か?指揮官本人の答えは…
中村祐人が15~16シーズンを振り返る。最新インタビュー
2015年12月。
上海の地に降り立った指揮官の契約には、シーズン終了後の続投条件としてある項目が設けられていた。それはずばり、「ACL出場」だ。
もはや「古豪」となって久しい上海申花を率いた指揮官は、見事にそのタスクをクリアして見せた。勝ち点48の4位。しかし、カップ戦の決勝戦(11月開催)が広州恒大と江蘇蘇寧の2チームとなり、リーグ1位、2位も同じ顔ぶれ。よってリーグ3位までしか与えられないACL出場権(リーグ2位と3位はプレーオフから)を4位の上海申花が獲得した。
おこぼれといえばそれまでだが、それにしても昨季まで中位に沈んでいた古豪をACLの舞台に復活させたのだから、評価されるべきであろう。
マンサーロ本人は「来季続投か?」の質問に対して、「わからない」と言葉を濁した。その理由として、リーグ戦が終了したばかりであること、補強も含めて来季のクラブの体制を確認したいことをあげた。つまりは、白紙状態でクラブとの話し合い次第というわけだ。
また、クラブに対しては「施設や選手の疲労回復の装置など、ハード面で改善する必要がある」と提言もした。
果たして、来季はいかに。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。