高洪波監督辞任！協会から言外の圧力か…

中村祐人が15~16シーズンを振り返る。最新インタビュー

ロシアワールドカップのアジア最終予選。

ここまで4試合戦って1分3敗の中国代表、高洪波監督が辞任を発表した。

以下は同監督の辞任発表会見だ。会見はウズベキスタン戦後すぐに行われた。

「昨夜（ウズベキスタン戦の前夜）、サッカー協会幹部と深く話し合った結果、協会は現在の代表チームに存在する問題は監督がそのすべての責任を負うべきだと考えていることを知った。私はその意味を理解した。だから、試合が終わり、つい先ほど、辞表を提出した。スタッフのサポート、代表サポーターの変わらぬ支持に感謝している。中国サッカーの更なる発展を祈っています。ちょっと体調が悪いので、これにて失礼させていただきます」

これを見る限り、シリアにホームで敗れた時点で高監督の辞任は規定路線だった模様だ。さらに言えば、このタイミングでの監督交代は、中国が最終予選をあきらめた結果とも言えるだろう。なぜなら、4戦してかちてん1。この状況で、この時期に監督を代えたからといって、劇的に戦績が良くなるとは到底思えないからだ。

納得できない部分も多いが、今年だけでアラン・ペラン監督、高監督とすでに二人を解任（もしくは自主的辞任？）。果たして、こんなことで本当に中国代表は強くなるのだろうか。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級｣（中国スーパーリーグ）の略で、日本でいうＪ１に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。