【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

ホームで痛恨の敗戦。粘りを見せられるか

中村祐人が15~16シーズンを振り返る。最新インタビュー

ロシアワールドカップ

アジア最終予選グループA

中国(H)0-1シリア

なんという結果だろうか。

試合前の会見で高監督は「他のどのチームも我々がグループ最弱だと思っている」と話していた。それだけに、油断や慢心はなかったはずだ。しかし…

54分の失点シーンばかりが取り沙汰される。確かにやってはいけないミスだ。シリアMFがカウンターでセンターサークル付近から前線の1トップに浮き球のパス。中国守備陣の人数は十分。相手一人に対してDF3人が対応。しかし、GKの超はPAの外まで飛び出して足でクリアーしようとした。ところがボールに触れないどころか、DFと交錯。明らかな判断ミス。シリアFWは誰にも触られずに浮き球となったボールを無人のゴールへ…GKが正守護神の曽誠だったら?(前節イラク戦の怪我により離脱)そんな言い訳はありえない。

しかし、ホームで無得点だったことも痛恨だ。高監督は武磊でも旭(怪我が原因か)でもなく玉宁を先輩させた。また鄭智を代表に招集せず臨んだ。勝負強い于大宝も招集外。果たして、その選択はどうだったのか。世代交代は大切な要素だが、ワールドカップ進出をかけたホームでの、しかも実力が一番拮抗している相手、つまりホームでは勝ち点3を取らなければならない相手にも、この選択肢でよかったのだろうか。

せっかくの韓国戦、イラク戦が台無しになる敗戦だった。このグループから早々と離脱してしまわないように、体制の立て直しが急務だ。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。