デンババは上海にて手術の方針
中村祐人が15~16シーズンを振り返る。最新インタビュー
悲劇が起こったのは中超第17節の上海申花vs上海上港の上海ダービーだった。2-1で申花が勝利したこの試合、申花のセネガル人エースのデンババが相手選手との接触時に膝下があってはならない方向に曲がってしまう大怪我。選手生命の危機とすら叫ばれている。
デンババはすぐに上海市内の病院へ。その途上、救急車内で自身のかかりつけのフランス人医師に治療を頼むよう訴えたという。
試合後、監督、コーチ、選手が続々と病院に駆けつけたが、デンババは全身麻酔を受けて眠っており、全員翌日に再度見舞いに訪れたという。また、上海市の副市長が上海市を代表して見舞いに訪れるなど、上海ダービーでの悲劇に多くの上海市民が心を痛めていることを表している。
そして、一番重要な治療について、デンババは自身のかかりつけ医師の治療を求めており、フランスへ行く意向を示していたが、上海からの移動は10時間以上の長旅となる。その上、飛行機内にも治療機器が必要となる。そうしたことを考慮し、フランス人医師を上海市に呼び寄せて手術を行う方向で固まったようだ。
再びプレーができるように願うばかりだ。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。