【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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ザック北京の不調はフロントの介入が原因か?

中村祐人が語るチームの見えざる変化。最新インタビュー

7戦して1勝3分3敗。

ザッケローニ監督率いる北京国安の中超での成績である。優勝争いの常連、広州恒大の最大のライバル。その北京国安に何が起こっているのか。

今季になって、北京国安は戦い方を変えた。昨季までのショートパスとポゼッション主体のサッカーから、ロングパスを多用したサッカーへ。縦に速いサッカーとも取れるが、単純なロングパスのサッカーと言えなくもない。つまり、中途半端なのだ。

前節、ホームで江蘇蘇寧に敗れた日、クラブは会議を持ち、それは深夜にまで及んだという。詳細は不明だが、どうやら勝つために戦い方を変えるべきだという議論がメインだったようだ。

しかし、個人的に疑問視されるのは、ザッケローニ監督は昨季までのチームの戦い方を自ら進んで変えたのか?という点だ。あまりに大きな変化に、はて?と思わざるをえない。今年からの新任監督であるザッケローニ。まずは昨季までの戦い方をベースにチームを組み立てていくのではないか。となると、フロントが戦い方について介入したのか?とも疑いたくなる。事実、報道の一部では「ザッケローニを解任したとしたら、それは単なるスケープゴートだ」という論調もあるからだ。

果して、ザック北京は巻き返しなるのか。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。