【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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メネーゼフもう解任!?山東魯能がリーグ戦不振で

中村祐人が語るチームの見えざる変化。最新インタビュー

2勝1分5敗。

これが中超第八節を終えた時点での山東魯能の成績である。ACLではグループリーグ突破を決めたが、リーグ戦では不振に喘いでいる。

この山東魯能とともに優勝争いの常連であるザッケローニ監督率いる北京国安も1勝3分3敗と苦しんでいる。広州恒大が7勝1敗であることを考えれば、その差は歴然だ。

もっとも、これは不思議ではない。要するに、中超の他チームが実力をつけてきた証左だ。例えば、4勝2分1敗で暫定4位につける河北華夏ラベッシがプレーしていることで有名だ。また、6勝2分と唯一の負けなしである江蘇蘇寧は2位につけている。その上、5位につける河南のように、今季、非常に調子のいいスタートを切ったチームもある。

このように、山東魯能であろうが、北京国安だろうが、そう簡単には勝てなくなってきているのだ。

もちろん、リーグはこれから。新興勢力のチーム体力がいつまで持つのか不明だ。まだ取り返す余地は十分にある。

だからこそ、メディアはむやみに解任論を報道するのは控えるべきだ。山東魯能のメネーゼフにその報道が出ていた。中国ではありえないことではないが、ACLでは結果を残しているではないか。

ここは挽回を信じて待つべし。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。