【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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中村祐人インタビュー2016春 2/3

インタビュー 2/3

一度は剥離してしまったというコーチ陣と選手間の関係。しかし、どんな形であれ結果が出たことでチームは再び一体感を取り戻した。

そんな中、キャプテン、そしてエースストライカーとしてチーム内で絶対的存在だった中村祐人も途中交代を命ぜられたり、本来のポジションであるセンターFWから左WGに回された。

そのあたりの心境について聞いてみた。

—チームは第13節以降、結果が出始めました。しかし、中村選手は出場時間が減ったり、左でのプレーを求められるようになりました。そんな状況を、どのように感じていますか?

中村「悔しさは当然あります。僕の本職はそこ(左ウィング)ではない、という思いがありますから。ただ、監督からはそこを求められるし、新しくセンターFWに入っている選手は高さもあるし、ボールも収まるので、チームとしても、それまでのポゼッションに加えて、ダイナミックに前に展開できるようになったのは事実です。そういう中で、自分に与えられた役割を行うことも大切なこと。だから…なかなか難しいですよね」

—役割の変化はどうですか?センターFWはとにかくゴールを決めることが仕事。一方、左のウィングに入ったことで、ゴールを決めることよりも、チャンスメークや守備への比重が多くなったりしますか?

中村「僕に求められているのは、得点はもちろんですけど、その他にも裏に抜ける動きやチャンスメークの部分ですね。そして、チームの状況によってはディフェンスを多く求められることもある。そこのバランスを取ることに苦心している部分はありますね」

—新しく選手を獲得したことで、チームのサッカーにも変化が出ましたか?

中村「はい。今は積極的な前線へのロングボールが増えましたね。以前はほとんどなかった。結果的にそれがいい方向にいっているので、チームにとってはいい変化だと思います」

—中村選手はキャプテンです。キャプテンでありながら、途中交代させられたり、時には前半だけで終わってしまう試合もあった。率直に、どう感じていらっしゃいますか?

中村「納得いかない部分はもちろんありますよ。調子がいいのに交代させられたこともありますしね。でも、キャプテンとして積極的にチームを引っ張っていかなければならないので、そういう(悔しい)そぶりはまったく見せないようにしています」

—残り3試合。残留を懸けての直接対決もあります。個人としても、チームとしても、自信はありますか?

中村「はい。チームにも自信はみなぎっていますよ」

—素晴らしい。チームの雰囲気もよさそうですね。

中村「雰囲気もすごくいいですよ。次の試合は(昨季王者の)傑志です。そこでも勝ち点を取りに行きますよ。そこで勝ち点が取れれば、(残りの2試合は)傑志よりも強いわけがないから、必ず勝ち点が取れる。そういう自信があります」

続く