【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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変化するアジアの勢力図。底上げが明確に

サッカーコラムニスト松本忠之が中村祐人の「衝撃」を振り返る

中国の奇跡の最終予選進出は日本でも報道された。それほど、2次予選で苦しんだ。その原因は香港である。

ホーム&アウェイともに引き分け。中国はこの香港相手に勝ち点わずか2しか得ることができなかった。そのため、自力での最終予選進出が消滅し、他グループの結果次第という状況に陥ったのだ。下馬評では、香港に対しては勝ち点6、最低でもホームで3、アウェイで1の合計4という計算であった。

さらに、ある中国メディアが「わが友」とまで書いたフィリピン。中国の最終予選進出には、最終戦北朝鮮がフィリピンに対して引き分け以下というのがひとつの条件であった。実力差からして、たとえ最終戦がフィリピンのホームであれ、これは難しい条件だと思われていたのが、なんと3-2で北朝鮮を破ってみせた。これにより、なんと北朝鮮が2次予選敗退の憂き目にあったのだ。

そして、イラクを抑えて一位で最終予選に進出したタイ。これらの国々(地域)を見ていると、アジアは確実に底上げされており、勢力図に変化が出ていることを示している。

ともあれ、最終予選進出を果たした中国。果たして日本と同じグループに入るだろうか。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。