【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

代表よりもクラブに注目?広州恒大

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。

国際Aマッチデーがスタートする今週。中国代表は12日にホームでブータンと、17日に敵地で香港と対戦する。

しかし、中国メディアでは依然、広州恒大のニュースが多い。それもそのはず。2次予選は「よほどのことがない限り」敗退はまずない中国代表。ブータン、そして香港と(香港にはホームで引き分けたものの)格下が相手だけに、注目度は高くない。

一方で、いまや中国サッカー界が世界に向けて発信できる唯一無二のコンテンツ、それこそ広州恒大なのである。スコラーリ監督にロビーニョパウリーニョ、グラール、エウケソン。その前はリッピ監督にカンナバーロ監督、ジラルデーニョなどなど。いまや中国サッカー界の報道は広州恒大を中心に回っていると言っても過言ではない。

しかも、17日のアウェイ香港戦終了後には、広州恒大は自クラブの選手用に特別シャトルバスを用意し、クラブハウスまで送り届けるという。代表戦を合わせると10日間で3試合という厳しい日程の広州恒大の中国代表選手たち。そして、その先に待つのがアルアハリとのACL決勝だ。そのため、少しでも選手の負担を軽減する措置だ。

まずは、中国代表がしっかりこの2連戦を勝利することを願う。

サッカーコラムニスト松本忠之が「まるでコネクティッドカー」と表現した天才フットボーラー中村祐人