「重慶のクリロナ」伝統の一戦でデビューか
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。
次節。伝統の一戦、北京vs上海(申花)が上海のホームで行われる。いまや、上海には申花、上港(現在、広州恒大を抑えてリーグ2位)、申鑫と3チームが存在し、それぞれの対戦は上海ダービーと呼ばれるし、広州にもご存知、中国王者の広州恒大と、今季ACLに出場しガンバ大阪と戦った広州富力による広州ダービーが存在する。中超の発展にともなって、いろいろなダービーが増えてきた。
しかし、歴史という意味でこの対戦に勝る戦いはないであろう。北京国安vs上海申花だ。日本でいえば東京vs大阪という構図だが、そこには「首都vs随一の経済都市」という市民感情が存在する。ゆえに、プロ野球の阪神vs巨人に近い。つまり、「伝統の一戦」である。
そこに、この度、重慶から北京へ移籍してきた「重慶のクリロナ」こと張池明が北京デビューするかもしれない。ポルトガルのポルトでユース時代を過ごし、スピードあるドリブル突破を得意とするそのプレースタイルから重慶力帆所属時代からそう呼ばれてきた。
伝統の一戦でのデビューとなればアピールには最高の舞台だ。ぜひ出場して活躍してほしい。