【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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広州恒大が首位陥落!トップに立ったのは...

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。

また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。

先週末、中国各地で中超第18節が行われた。石家荘と長春を除く13チームが18試合を消化。そして首位に立ったのは…

以下、上位の順位表と勝ち点だ。

一位 北京国安 39

二位 上海上港 38

三位 広州恒大 37

四位 山東魯能 36

五位 河南建業 26

首位に立ったのは北京国安。しかもその成績は11勝6分1敗。わずか1敗しかしていない。これは強固なDFによるもの。スペイン人名指揮官マンサーロが就任当初から植え付けてきたDF戦術により、負けることが少なくなった。そこへデヤンとフェズレイという外国人ストライカーの存在により少ない点差でもしっかり勝ち切れるようになったのが大きい。

そして二位は上海上港。今季の中超で大躍進の象徴といえる存在だ。オフにコンカを獲得し、今夏さらにアサモア ギャンを獲得。どこまで上位に残れるのか注目だ。戦績は11勝5分2敗。

そして三位にやっと王者である広州恒大が登場する。広州恒大がこの順位というのが今季の中超を面白くしている最大の要因だ。戦績 は10勝7分1敗。わずか1敗しかしておらず、かつホームで戦った北京国安との直接対決は制しているのに、なぜこの順位なのか。それは7分という引き分けの多さだ。特にリーグ開幕序盤でなぜか格下相手に取りこぼし(引き分け)が多かった。そのつけが回って三位に甘んじている。

その後に山東魯能河南建業と続く。だが、勝ち点差を見てわかるとおり、一位から四位まで勝ち点はそれぞれ1差のみ。一位北京と四位山東の差もたったの3。まだまだ混戦模様だ。ACL直接出場権は二位まで。もう一枠はカップ戦の王者。そしてリーグ三位と四位はプレーオフに回る。

まだまだ中超の上位争いから目が離せない。