【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

パウリーニョ獲得!広州恒大が進めるイタリアからブラジル化へのハンドリング。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。

また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。

中国王者の広州恒大が急速な「ブラジル化」を進めている。この度、トッテナムでプレーするパウリーニョを獲得したと発表した。移籍金は推定1400万ユーロ。契約は4年。年俸は報じられていない。

リッピからカンナバーロへと引き継がれたイタリアの系統から一転、スコラーリ就任後は急速にブラジル化を推し進めている同クラブ。だが、決してイタリア流の否定ではない。リッピ監督も今年に入ってからブラジルへ視察に出かけていた。ストライカーにはブラジル人を、という考え方からだ。

今回はパウリーニョ獲得となったが、これはタイミングの問題だろう。欧州がシーズンオフに入り、移籍市場が開く。それならイタリアだブラジルだと騒ぐよりも、いい選手を獲得しよう。恐らく広州恒大のフロントはそんな思惑だ。その中で、スコラーリ効果もあってパウリーニョ獲得にいたったということだろう。

これまでストライカーばかりだった広州恒大にオールラウンダーの素晴らしい選手が加わる。さらにパワーアップした広州恒大に期待だ。