【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

そもそもリッピは何のために訪中したのか?

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。

また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。

今シーズンからカンナバーロに指揮官の座を譲り、イタリアに戻ったリッピ元広州恒大監督。そのリッピが突然、先週末訪中し広州恒大のホーム天河スタジアムで行われた広州富力との広州ダービーを視察。メディアの注目を集めた。さらに、リッピは今週のACLも視察予定という。

このリッピのスケジュールに、そもそもリッピは何のために中国に来たのか?という疑問があがっていた。リッピ自身が明言していない上に、クラブ側も特に訪中目的についてアナウンスしていなかったから、そうなっても当然だろう。

やがてメディアが報じたところによると、リッピは「水」目的のための訪中だったという。水とは、クラブスポンサーの広州恒大が販売している恒大ブランドのミネラルウォーター(ペットボトル)のこと。監督としては昨シーズン限りで広州恒大を引退したが、恒大ブランドのイメージキャラクターとしての契約は今年いっぱい残しているため、ということだ。

選手やファンにとっては嬉しいサプライズだったに違いない。監督であるカンナバーロも長時間にわたりリッピと懇談したという。まだまだ影響力の大きいリッピ。今後も定期的に訪中してくれることを願う。