上海申花がまたラフプレー...不名誉な注目のされ方
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。
確かに連敗は止めた。しかし、上海申花にとっては不名誉な注目を集めてしまった…
先週もお伝えした上海申花に関する話題。あれは第九節のもの。今日は第十節である。この日、ホームに貴州人和を迎えた上海申花。前節とは違ってダービーでもないのに、またも荒れた試合をしてしまった。
ファール総数は49。申花23、貴州26。1-1で迎えた後半ロスタイム。第四レフェリーが示した時間は6分。だが、問題はその後に起こった。申花の途中出場選手である王飛がこの日二枚目のイエローで退場。その直後の貴州のCKでは、PA内でポジション争いで激しくぶつかり合う両チームの選手。すると、それまでの激しいイライラが爆発。CKを蹴る前に両チームが大乱闘になってしまった。結局、試合はまた中断。ロスタイムは10分に延長された。
上海申花としては連敗を止めたことはポジティブだったが、二節連続で退場者を出す後味悪い試合となってしまった。
松本忠之(まつもとただゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします!