FA杯準決勝で惜敗の南華サウスチャイナ…決勝での南傑戦は実現せず
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。
香港FA杯 準決勝 南華サウスチャイナ01東方オリエンタル
先日、リーグ杯決勝戦で敗退した南華サウスチャイナはFA杯のタイトルを目指して準決勝で東方と対戦。シニアシールド杯の準決勝でも同じ組み合わせになり、その試合は31で東方が勝利している。もっとも、香港BIG4と呼ばれる南華サウスチャイナ、傑志、東方、太陽ペガサスはリーグ以外のカップ戦の上位で常に対戦する相手であり、この組み合わせが再び起こっても不思議はない。
傑志がFA杯決勝進出を決めていたため、南華サウスチャイナが勝てばリーグ杯と同じ決勝の組み合わせとなっていたこの試合。南華サウスチャイナの中村祐人も先発し、ゴールが期待された。拮抗したゲームは80分が経過してもスコアレスのまま。南華サウスチャイナベンチは84分にやっと動く。DFの謝家に代えてFW鄭禮騫を投入。勝負に出る。しかし…
86分。東方オリエンタルは左サイドからの攻撃から聶凌峰がゴール。これが決勝ゴールとなり、南華サウスチャイナは準決勝で惜敗した。
リーグ戦も佳境。6勝2敗6分の南華サウスチャイナがどこまで順位を上げられるか。注目だ。
松本忠之(まつもとただゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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