中国サッカー協会が山東の戴琳を処分へ…中指問題で
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。
中国サッカー協会は山東魯能の戴琳に対して、4しあいの出場停止と2万元(約40万円)の罰金処分を決定した。
これは、先日の山東vs江蘇戦で同選手が試合中に中指を立てる侮辱行為があったとして、それに対するもの。
戴琳は「あれはハーフタイム時、まだ後半が始まる前に同じチームの選手に対して冗談でやったもの」と説明していたが、聞き入れられず。
中国サッカー協会関係者は「そもそもあのような行為(中指を立てる)はピッチ上にふさわしくない」とプロ選手としての品位を問題視。処分を決定した。
子供に夢を与えるプロサッカー選手。今回の協会の判断を支持したい。そして戴琳にはぜひプレーで汚名返上してほしい。
松本忠之(まつもとただゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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