もはや恒例?やはり出ましたボーナスの話
中超史上初の4連覇へ…
広州恒大が歴史を作ろうとしている。
リッピ監督率いる広州恒大は残り2節でひとつでも勝ち点を取れば優勝が決まる。
しかも次節は優勝争いを繰り広げてきた北京との直接対決。なんとしてもここで決めたいのは、ライバルを直接対決で破っての優勝ということのほかに、ホームで優勝を決められるのは次節しかないからだ。
天王山を前に中国メディアでもスペインのクラシコなみに注目が集まっているが、そんな中、やはり出ましたこの話題。そう。ボーナスである。Jが「クラブの地域密着」を色濃く出して運営しているのに対して、中超は企業の広告塔としての色合いが強い。よって、「お金の話」はある意味恒例。「そんなにボーナス出すのか!やっぱり儲かってるな」「やっぱり太っ腹な会社だな」とPRするチャンスなのである。
広州恒大は「恒大グループ」がメインスポンサーだが、もうひとつ、アリババグループのオンライン販売「淘宝」もメインスポンサーの一角であり、アリババ創業者のジャック・マー(馬云)は中国では現代のカリスマ経営者だ。そのジャック・マーが今回クラブが優勝を決めたら、個人として1000万人民元のボーナスを出すと言っているそうだ。日本円にして1億7000万円。それをポケットマネーで出すという。
果たして。
クラブはジャック・マー氏の特別ボーナスをゲットすることができるだろうか。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
※ブログ記事へ寄せられたコメントへの返信は、ツイッターで行っています!
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします!