ヤヤトゥーレが語るコートジボワールの弱点とは?
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「メンタルが重要になる。チームのために貢献しようとしない面がある」
コートジボワール代表のヤヤトゥーレが語った。
コートジボワールは以外にもW杯でグループリーグを突破した経験がない。グループの組み合わせに恵まれなかったという運の要素もあるが、それと共にトゥーレが語るには、チームがまとまらないところにもW杯で勝てない原因があるようだ。
チームがまとまらない理由として、スポットライトが当たらずに不満を抱く選手や、自分自身が認められていないと感じて力を発揮できない選手がいることが挙げられるという。
日本にとっては、付け入る隙があるということだろう。
はっきりいって、コートジボワール相手にフィジカル、リーチ、高さ、スピードで総合的に勝つのは難しい(個の力なら局部で勝てる場面もあるだろうが)。だからこそ日本はチームプレー、組織力で個の差を埋める必要がある。だが、「個の力の差を埋めるための組織力」というと相手のアドバンテージに対する対策のように聞こえるが、トゥーレのいうような「チームとしてのまとまりに欠ける」弱点がコートジボワールにあるとすれば、逆に団結して組織力をいかんなく発揮すれば、それは日本のアドバンテージになる。
もっとも、トゥーレは日本のことをあまり知らないと正直に語っている。これから本格的に情報をインプットしていくのだろう。だが、相手が日本というだけでなく、この試合はお互いにとってW杯の初戦ということで、コートジボワールとしても非常に重要な位置づけとして捉えているようだ。
コートジボワールにしてみたら、ギリシャかコロンビアと初戦でやるよりも、日本が初戦でよかったと感じる部分も少なからずあるだろう。そこにもメンタル的な「付け入る隙」ができるかもしれない。
日本の初戦。
勝利の鍵は「メンタル」と「組織力」にあるのかもしれない。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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