ドイツで身に着けた激しさでザックにアピール
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「前でタメをつくる選手は僕しかいない」
大迫がドイツで磨いた強靭さでレギュラー入りをアピールした。
先日発表された日本代表メンバーでワントップの選手は柿谷と大迫。そしてサプライズ選出となった大久保もいる。この3人で比較すれば、欧州でプレーしているのは大迫のみだ。
「ドイツで激しさを肌で感じた。とてもいい経験になった」
今年1月からのプレーだが、それでもJとの違いは肌で感じたようだ。この「肌で感じる」がとても大事だ。要するに感覚だ。感覚だけでは、その地でプレーしてみないとわからない。Jだけでプレーしていては感じられないものだ。その点、大迫にはアドバンテージがある。
日本のグループステージは初戦コートジボワール、二戦目ギリシャと体格差で劣る相手との戦いとなる。そういう中で、「前線でためを作れる」のは大きい。日本代表では本田あたりしか、屈強な世界の強豪DF相手に同様のプレーをできる選手が見当たらない。
しかも大迫はドイツ2部ではあるものの、移籍後わずか数ヶ月で15試合で6ゴールの結果を出した。また、昨年11月の欧州遠征でオランダ相手に見事なゴールを決めたのも記憶に新しい。
ザック監督が初戦の1トップに誰を置いてくるのか。
今から楽しみだ。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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